昔、穂村弘さんがスワンボートに乗った写真を見たことがある。新聞のインタビュー記事だったか、多分井の頭公園の池で、笑うでも怒るでもなく真摯にボートを漕いでいる穂村さんが素敵だった。あの何も考えていないようなスワンボートと対峙して互角に勝負できるのは穂村さんしかいないと思った。その記事を見て以降、スワンボートはボクにとってとてもとても恐ろしい存在なのです。
久しぶりに紀伊國屋書店新宿本店へ。
吉川宏志『叡電のほとり』 (ふらんす堂)
黒岩徳将『渦』(港の人)
川野芽生『幻象録』(泥文庫)
本当の母は同居しているので、母から葉書が届くことはない。いや、一緒に暮らしているからといって、葉書を出していけないわけではないので、届くこともあるかもしれない。でも、届いたとしたら何を伝えるためのものだろう。考えていたらちょっと怖くなってしまった。
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