2024年8月17日土曜日

秋暑しスワンボートの無表情 8月17日(土)

昔、穂村弘さんがスワンボートに乗った写真を見たことがある。新聞のインタビュー記事だったか、多分井の頭公園の池で、笑うでも怒るでもなく真摯にボートを漕いでいる穂村さんが素敵だった。あの何も考えていないようなスワンボートと対峙して互角に勝負できるのは穂村さんしかいないと思った。その記事を見て以降、スワンボートはボクにとってとてもとても恐ろしい存在なのです。

久しぶりに紀伊國屋書店新宿本店へ。
吉川宏志『叡電のほとり』 (ふらんす堂)
黒岩徳将『渦』(港の人)
川野芽生『幻象録』(泥文庫)




0 件のコメント:

コメントを投稿

母からの葉書白露の朝のこと 9月7日(土)

本当の母は同居しているので、母から葉書が届くことはない。いや、一緒に暮らしているからといって、葉書を出していけないわけではないので、届くこともあるかもしれない。でも、届いたとしたら何を伝えるためのものだろう。考えていたらちょっと怖くなってしまった。